北アルプスに抱かれた安曇野は、食の安全に囲まれた自然豊かな土地です。

訪れたことがある方が真っ先に思いつくのは、ワサビにお蕎麦などが思いつくのではないでしょうか。

ロケーションもお勧めで、
今日は、安曇野のぜひ訪れていただきたい場所を、ご紹介したいと思います。

安曇族が切り開いた安曇野から、今改めて考えたいこと

その昔、安曇族が切り開いた安曇野は水脈に恵まれ、その上質な水から水耕栽培が発展して来ました。米は水を記憶します。

 

刈り取られ乾燥され、人が食す時に、米は、久々に水と再会します。

 

米は最初に与えられた水を吸い取り、記憶の扉を開け、まるで生きてる様に、炊き上がります。

 

米を研ぐ時の水との出逢いはとても重要で身体に染み渡る旨さは、水との出逢いにかかってます。


都会では出逢えない水と、米、安曇野はそんな日常の贅沢を与えてくれます。

 

時代が遡り、稲作が盛んな時代に、敢えて有明山に1人入山し、山を切り開いた行者が居ました。


村人からの食糧をいただかず、深い山中で1人生きる。


現代人なら数日持たない厳しい環境で、悟りの道を歩む木喰行者は人の命の強さを教えてくれます。

 

我々、人間は自然の中でたくましく生きる力が在る事、熊や鹿のような大型動物が生き抜くのと同様に私達にもその力が在る事を知らしめました。

 

木喰い行者は、今、石像となり我々に、生きる意味を静かに語るようです。自然の恵の中で生きる事は、強い心の財産を築く事を教えてくれます。

 

生きるとは、物欲や利便性でなく、心の豊かさを手に入れる旅で在る事を、鋭い眼力で今に伝えています。

 

初めての人は怖い印象を感じることもあるようですが、石造前に在るベンチに座り、対峙できるさりげない設定の周辺は、呼吸すら忘れる程の、美しい安曇野の自然美の中にあります。

 

本当の豊かさに気付く瞬間こそ、尊い地球に生きてる実感を得られます。人工では出来ない真の美しさは、現代人の忘れ物を改めて考えさせてくれるのかもしれませんね。

ぜひ、安曇野にお越しの際は、お立ち寄りいただきたい、お勧めスポットです。